漢文の受身の形と使役の形について説明します。 まず受身の形について説明します。 受身の助動詞『見』『被』 受身の助動詞『見』『被』を使った受身の形を紹介します。 受身の助動詞『見』『被』 ・読み方は「~る」「~(セ)らル」(「る」「らル」は『受身』の助動詞) ・訳し方は「~れる」「~られる」 となります。 動作の動作主は、前置詞の『於(于・乎)』を前に置いて「於 + 動作主」という形で表します。 また、助動詞『見』『被』を省略して、前置詞だけで受身を表現することもあります。 例文を確認してみまし...
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漢文において、否定を表す語には『不』『非』『無』『未』などがあります。 今回はこれらの語を使ったさまざまな否定の表現について紹介します。 単純な否定の形『不』『非』『無』『未』 単純な否定の形について説明します。 否定を表す『不(弗)』 『不(弗)』は動詞・助動詞・形容詞・形容動詞を否定します。 ・読み方は「~ず」(『打消』の助動詞「ず」に相当) ・訳し方は「~しない」 となります。例文を確認してみましょう。 例文 『不(弗)』 ⑴ 識(し)らず知らず帝の則(のり)に順ふ (現代語訳:知らず知ら...
助動詞とは 助動詞とは、動詞の末尾にくっつける語です。 動詞の末尾に助動詞がくっつくと、動作の状況や状態が変化したり、表現者(話し手や書き手)の気持ちや考えが付け加わります。 古典の主要な助動詞は28個あります。「る・らる・す・さす・しむ・ず・き・けり・つ・ぬ・たり・り・む・むず・けむ・らむ・まし・めり・らし・べし・なり・じ・まじ・まほし・たし・なり・たり・ごとし」です。 これら全ての助動詞の用法(+口語訳)や活用、接続について説明していきます。 助動詞の配列順序について 日本語では、肯定・否定...
当サイト運営者の私は、昭和63年、昭和の最後の年の生まれです。宮崎県生まれ、育ちです。 我は京人に侍らず(私は都育ちの人間ではありません) 2004年(平成16年)4月に県内の有名な進学校(高校)に入り、2007年(平成19年)3月に卒業しました。同年4月より、大学に進学し、工学を専攻します。そして、2011年に大手機械メーカー(川崎重工業)に就職し、7年半勤めさせて頂き、30歳を目の前にした2018年の7月に退職しました。 そして、退職後に、英語、古文・漢文を専門として独学で研究を開始しました...
再読文字とは 再読文字とは、返り点をともなって一字を二度にわたって読む文字のことです。 (一回目の読みは副詞として読み、二回目の読みは動詞または助動詞として読みます。) 例えば再読文字の『未』の場合、最初に「いまダ」と読み、その後返り点によって読み返され「ず」と読みます。 再読文字には、『未・将・且・当・応・宣・須・猶・由・盍・蓋』などがあります。それぞれについて詳しく解説します。 まず始めに、再読文字の『未』について解説します。 再読文字の『未』ー打消 再読文字の『未』 ・読み方は「いまダ~ず...
助動詞とは 助動詞とは、動詞の末尾にくっつける語です。 動詞の末尾に助動詞がくっつくと、動作の状況や状態が変化したり、表現者(話し手や書き手)の気持ちや考えが付け加わります。 助動詞は28個あります。「る・らる・す・さす・しむ・ず・き・けり・つ・ぬ・たり・り・む・むず・けむ・らむ・まし・めり・らし・べし・なり・じ・まじ・まほし・たし・なり・たり・ごとし」です。数が非常に多いです。 助動詞は活用があるため、 助動詞の後に続く他の語との接続に応じて、語形変化を生じます。したがって、文章を読んで理解す...
敬語とは 敬語は、相手(身分の高い人など)を敬う気持ちを表わす語です。 敬語には、敬意の方向(=誰から誰に対する敬意を表すか)に応じて、尊敬語と謙譲語、丁寧語の3種類があります。 敬意の方向の内、〔誰からの敬意か(=敬語を発する人物)〕については、文の種類で決まります。 ・会話文であれば、敬語を発する人物は、会話の話し手になります。つまり、会話文中の敬語は、会話の話し手が敬意を表していることになります。 ・手紙文であれば、敬語を発する人物は、手紙の書き手になります。つまり、手紙文中の敬語は、手紙...
古文で使われる主な敬語を紹介します。 古文の敬語とは 敬語は、相手(身分の高い人など)を敬う気持ちを表わす語です。 敬語には、尊敬語と謙譲語、丁寧語の3種類があります。 ・尊敬語は、動作主(=身分が高い人)に対し敬意を表す際に使われる語です。 ・謙譲語は、動作の受け手(=身分が高い人)に対し敬意を表す際に使われる語です。 ・丁寧語は、話し手(書き手)から聞き手(読み手)に対し敬意を表す際に使われる語です。 敬語に関して、詳しい説明は下記リンクにて解説しておりますのでご参考ください。 https:...
助動詞とは 助動詞とは、動詞の末尾にくっつける語です。 動詞の末尾に助動詞がくっつくと、動作の状況や状態が変化したり、表現者(話し手や書き手)の気持ちや考えが付け加わります。 助動詞は28個あります。「る・らる・す・さす・しむ・ず・き・けり・つ・ぬ・たり・り・む・むず・けむ・らむ・まし・めり・らし・べし・なり・じ・まじ・まほし・たし・なり・たり・ごとし」です。数が非常に多いです。 助動詞は活用があるため、 助動詞の後に続く他の語との接続に応じて、語形変化を生じます。したがって、文章を読んで理解す...
助動詞とは 助動詞とは、動詞の末尾にくっつける語です。 動詞の末尾に助動詞がくっつくと、動作の状況や状態が変化したり、表現者(話し手や書き手)の気持ちや考えが付け加わります。 助動詞は28個あります。「る・らる・す・さす・しむ・ず・き・けり・つ・ぬ・たり・り・む・むず・けむ・らむ・まし・めり・らし・べし・なり・じ・まじ・まほし・たし・なり・たり・ごとし」です。数が非常に多いです。 助動詞は活用があるため、 助動詞の後に続く他の語との接続に応じて、語形変化を生じます。したがって、文章を読んで理解す...
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