当サイト運営者の私は古典(古文・漢文)の分かりやすい解説を研究しており、日々古典に関する様々な書籍を読んでおります。
現在は受験にビジネスが絡んだことにより、膨大な数の書籍が溢れかえり、学習者にとっては選択肢が多すぎてどの書籍を読めばよいのか分からないという現状があります。
今回の投稿では、私がこれまで読み終えた書籍について簡単に紹介させていただき、書籍購入に迷われている方への少しでも参考になればと思います。
基本的に厳しい評価をしています。私のお勧め度50以上が個人的に購入をお勧めできる品になります。
古典に関する書籍
古文単語
タイトル:Key&Point 古文単語330(いいずな書店)
お勧め度:90(最高は100)
古文単語を学べる本です。古文単語ひとつひとつに対し、その語感に関する解説があるため、古語が使われていた当時にどのような意識の下で使われていたかを想像しながら現代語との関係を学ぶことができます。本書を使って古語の語感に触れることで、古文を読む際に、機械的に現代語訳した読みではなく、感覚的に古文を読む力を身に付けることが期待できます。巻末には表現別文法、和歌の修辞と解釈、古文常識などが図を使って分かりやすく解説されています。
古文の文法
タイトル:必携 古典文法ハンドブック(仲光雄著/Z会)
お勧め度:88(最高は100)
本書で古典の基本的な文法を学ぶことができます。古典文法の入門書としてお勧めの1冊です。解説が分かりやすく、またレイアウトも見やすい工夫がされています。本書では、活用や接続、助動詞の用法、敬語、紛らわしい語の識別など古典文法の全体をざっと学ぶことが可能です。サイズがコンパクトで電車内での学習に最適です。
タイトル:不二古典 文法 上(板野博行著/アルス工房)
お勧め度:84(最高は100)
本書は大学入試対策用の参考書で、古文の助動詞と紛らわしい語の識別に特化し解説されています。過去の大学入試のデータを基にして、助動詞ごとに入試で問われやすいポイントがしっかりと学べる一冊となっています。古文の助動詞を覚えた後、大学入試対策として読んで欲しいお勧めの入試対策参考書です。
漢文に関する書籍
タイトル:漢文学習必携(京都書房)
お勧め度:95(最高は100)
漢文の入門に最適の本です。初めて漢文を学ぶ人向けの本書は、全体的に説明が丁寧で、レイアウトもとても良く、見やすいです。内容としては、最初に漢文とはどういうものか詳しい解説があり、ここで漢文読解の基本ルールが学べ、続いて漢文の基本的な句形(構文)の説明があり、否定や疑問などの表現の特徴的な形が学べます。本書の後半には、重要語彙の解説があり、文法的に重要な語、漢文特有の語などが一つずつ丁寧に紹介されています。本書を繰り返し学べば、確実に漢文の基本の習得が可能だと思います。
タイトル:漢文語彙字典(山岡萬謙編/尚文出版)
お勧め度:72(最高は100)
高校段階で漢文を読むに当たって必要な漢字約450字を本書で学べます。また、否定や疑問、受身、使役など基本的な句法の解説も含まれています。句法や漢字1字1字の説明は丁寧さよりも簡潔さ重視という感じで、漢文初心者にとっては少し物足りない説明になっているかと思います。