このページでは古文単語の『副詞』に関するテストが可能です。
現代語訳をもとに該当する古文単語を答えるテストです。
以下に、問題(解答付き)を並べていますので是非チャレンジしてください!
古文の副詞 問題1~10
副詞についての問題(解答付き)です。
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Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①たいそう。非常に。②まったく。ほんとうに。
(【解説】程度がはなはだしいことを表す。)
いと
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①たくさん。数多く。
(【解説】数や量が「あまる」ほど多い、という意味を表す。)
あまた(数多)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①なるほど。現実に。実際に。②ほんとうに。まったく。
(【解説】以前からの知識や他人の言動に対して、「なるほど現実だ」「なるほどそのとおりだ」と納得したり、同調したりする気持ちを表します。)
げに(実に)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①やはり。②さらに。もっと。いっそう。
(【解説】現代語では「さらに」「いっそう」という意味で用いられるが、古語では「やはり」という意味もある。)
なほ(猶・尚)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そのまま。引き続いて。②すぐに。さっそく。
(【解説】時間的にも状態的にも隔たりがなく、物事が引き続き起こるさまを表す。同じ状態が続く場合は「そのまま」、時間的に続いて起こる場合は「すぐに」の意になる。)
やがて(軈て)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①だんだん。しだいに。
(【解説】副詞の「漸(やうや)く」のウ音便。時間が進むにつれて物事が少しずつ変化していくさまを表す。)
やうやう(漸う)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①〔疑問〕どうして(~か)。②〔反語〕どうして(~か、いや~ない)。③〔願望〕どうにかして(~たい・~てほしい・~よう)。
(【解説】疑問、反語と願望を表す。下に来る助動詞・助詞によって表す意味が分かれる。)
いかで(如何で)・いかでか(如何でか)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①自然と。ひとりでに。②偶然に。たまたま。③万一。ひっとして。
(【解説】事が「自然に」起こることを表す意や、自然の成り行きで偶発的に事が起こる意、予想外のことが起こる意がある。)
おのづから(自ら)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①すぐに。たちまち。そのまま。
(【解説】時間的に間をおかない「即座に」の意を表す。)
すなはち(即ち・則ち)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①早く。すぐに。②すでに。とっくに。
(【解説】「(速度が)速い」「(時期が)早い」の意の形容詞「疾(と)し」の連用形「疾く」が副詞になった語。)
とく(疾く)
古文の副詞 問題11~20
副詞についての問題(解答付き)です。
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Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①早く。②早くも。いつのまにか。
(【解説】「早く」という意味を表し、これから起こるはずの事柄について「早く」と実現を待ち望む意味を表す。)
いつしか(何時しか)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①総じて。すべて。一般に。②並ひととおり。平凡。普通。③一面に。一帯に。
(【解説】一列に並べるという意味の動詞「並(な)ぶ」の連用形に接続助詞「て」が付いた「なべて」から生まれた語で、同列に並べてが原義であり、そこから「総じて」という意味と「普通」の意味が生じた。)
なべて(並べて)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①いっそう。ますます。②そのうえさらに。
(【解説】「いと」を二つ重ねた「いといと」から生まれた語で、程度のはなはだしさが「いっそうはなはだしい」ものに進むことを表す。)
いとど
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①このように。こんなに。こう。
(【解説】眼前の事実や、前の会話・文脈を「このように」と指示する。)
かく(斯く)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①あれこれと。何やかやと。②ともすれば。ややもすれば。③なんにしても。いずれにせよ。
(【解説】そのようにという意味の副詞「と」にこのようにという意味の副詞「かく」が付いたもので、「あれこれと」が基本の意味となる。)
とかく
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そう。そのように。
(【解説】すでに述べたことを「そのように」と指示する。)
しか(然)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そう。そのように。
(【解説】すでに述べたことや、お互いが知っていることを「そのように」と指示する。)
さ(然)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①それほど。そのくらい。②たいへん。非常に。③それほどまでに。あんなにまで。
(【解説】指示語の副詞「さ」に程度を示す副助詞「ばかり」が付いてできた語で、「その程度」が基本の意味となる。)
さばかり(然許り)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①かえって。むしろ。②容易には。③かなり。ずいぶん。
(【解説】中途半端で不十分な状態なら、かえってしない方がよいということを表す。)
なかなか(中中)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そうはいってもやはり。
(【解説】直前の内容を受けて、そこから予想されることと相反するような内容や心情を述べる言葉である。)
さすがに
古文の副詞 問題21~30
副詞についての問題(解答付き)です。
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Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①一方では。②すぐに。次々に。
(【解説】二つのことが同時に並行して起こる(行われる)こと、連続して起こる(行われる)ことを表す。)
かつ(且つ)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①〔疑問〕どうして(~か)。②〔反語〕どうして(~か、いや~ない)。
(【解説】「どうして」の意で疑問・反語を表す。)
など・などか
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①〔疑問〕どうして(~か)。②〔反語〕どうして(~か、いや~ない)。
(【解説】「なにといふ(何と言ふ)」が「なにてふ」→「なんでふ」→「なでふ」と変化してできた語。「どうして」の意で疑問・反語を表す。)
なでふ・なんでふ
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①たくさん。
(【解説】数量が多いことを表す。)
ここら・そこら
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①互いに。交互に。
(【解説】一つのことを二人の人が対になって行うことを言う。)
かたみに(互に)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①わざわざ。故意に。②とりわけ。特に。格別に。③正式に。本格的に。
(【解説】物事を特別に意識して行ったりするさまや、特別な物事の様子を言う。)
わざと(態と)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①ひどく。②異様に。怪しく。③いやなことに。不快に。
(【解説】事態のひどさを嘆く気持ちを表す。)
うたて
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①前もって。前から。②〔日数を示す語の下に付いて〕~前から。
(【解説】予想するという意味の動詞「予(か)ぬ」の連用形「かね」に接続助詞「て」が付いてできた語。)
かねて(予ねて)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そっと。静かに。
(【解説】物音を立てないように、静かに動作する様子を表す。)
やをら
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①一晩中。夜通し。
(【解説】「すがら」は「~の間・~の間中」という意味で、「夜もすがら」で「夜の間・夜の間中」という意味を表す。)
よもすがら(夜もすがら)
古文の副詞 問題31~37
副詞についての問題(解答付き)です。
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Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①ちょうどその時。②ときおり。たまに。
(【解説】「をり」も「ふし」も「その時」という意味で、「をりふし」で「その時その時」という意味になり、そこから「その時もその時」、つまり「ちょうどその時」という意味が生じた。)
をりふし(折節)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①以前。昔。②すでに。とっくに。③もともと。元来。
(【解説】形容詞「早し」の連用形が副詞化した語。)
はやく(早く)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①しんみりと。しみじみと。②ぼんやり。
(【解説】力が尽きて、心が内側を向いているさまを言い表す。)
つくづくと
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①無理に。しいて。②非常に。きわめて。
(【解説】動詞「迫(せ)む」の連用形に助詞「て」が付いて一語化した語で、ぐいぐいとつめ寄るものの様子や程度のすごさを言い表す。)
せめて
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①いくらなんでも。たとえそうであっても。
(【解説】そうであるという意味の動詞「然(さ)り」の終止形に逆接の仮定条件を表す接続助詞「とも」が付いたもので、「たとえそうであるとしても」が原義である。)
さりとも(然りとも)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①そのままで。そういう状態で。
(【解説】物事がそのままの状態にあることを言う。)
さて(然て)
Q. 次の現代語訳を持つ古文単語を答えなさい。
【現代語訳】①ぜひとも。なんとかして。②必ず。きっと。
(【解説】動詞「構ふ」に助詞の「て」が付いて副詞となった語で「心構えをして」というところから、十分に心を働かせて事に当たることを言うようになった。)
かまへて(構へて)
古文単語(副詞)の問題(解答付き)は以上です。
最後に
覚えたいことを脳に定着させるには、完全に覚えるまで繰り返し脳に同じ情報を与え続けることが重要です。
繰り返し学習するペースとしては、週に1回繰り返し取り組むぐらいが丁度よいかもしれません。頑張ってください!