「なり」の識別について解説します。 「なり」の識別 『伝聞・推定』の助動詞「なり」の連用形と終止形は「なり」で、『断定・存在』の助動詞「なり」の連用形と終止形も「なり」です。 また、『伝聞・推定』の助動詞「なり」の連体形は「なる」で、『断定・存在』の助動詞「なり」の連体形も「なる」です。 さらに、『伝聞・推定』の助動詞「なり」の已然形は「なれ」で、『断定・存在』の助動詞「なり」の已然形と命令形も「なれ」です。 したがって、動詞の後に「なり」もしくは「なる」や「なれ」という語が続いている場合、その...
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- 2020 1月
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「ぬ」と「ね」の識別について解説します。 「ぬ」と「ね」の識別 「る」の識別 ⑴ かの大納言、いづれの船にか乗らるべき 〔大鏡〕 ⑵ おほかた会へる者なし 〔徒然草〕 動詞の後に「る」という語が続いている場合、その「る」は『受身・尊敬・自発・可能』の助動詞「る」の終止形である可能性と『完了・存続』の助動詞「り」の連体形である可能性の2つ可能性が考えられます。 「れ」の識別 ⑴ ものは少し覚ゆれども、腰なむ動かれぬ 〔竹取物語〕 ⑵ いと思ひの外なる人の言へれば、人々あやしがる 〔土佐日記〕 また...
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